猫の肝数値異常から回復までのすべて

我が家の老猫(年齢不詳)のウメが、謎の肝数値異常を起こしました。
入院から退院、通院を経て良くなった経過をまとめました。

 

肝数値異常、発見時の症状

2020年10日21日

もともと食が細いウメですが、今日はごはんを全く食べていないな・・・というのがきっかけでした。

それから、キクに比べて人間大好きなので、人が起きている日中は、割とベタベタくっついてくるのですがそれも無し。
いつもは、朝起きて私が2階の寝室から1階へ下りるときに一緒に移動するのですが、ずっと2階の猫用ホットカーペットの置いてある寝室のソファーで寝ていました。

ごはんの時間になっても起きてこないので、ごはんを2階へ運ぶも、全く食べず。
無理矢理モンプチナチュラルキッスを1本食べさせましたが、それも渋々食べている感じ。
口は、少し前からいつもより臭いのは感じていました。

キクの腎不全の時も、ずっと寝ている+ご飯を食べない+口が臭い、というのが大きな症状でした。

我が家の場合、猫の体調不良は「ずっと寝ている+ご飯を食べない+口が臭い」で分かる感じがします。

いつも行っている動物病院は、基本的に予約制なのですが、電話をして事情を話し、すぐに診察して貰うことになりました。

 

病院へ、即入院が決定。診断結果は?

まずはエコー検査

エコー検査では特に異常はなし。

 

血液検査

項目名 検査結果 基準値 個別評価
LYM リンパ球数
0.85
0.92〜6.88
ストレス
BUN 尿素窒素
32
16〜36
 
CRE クレアチニン
2.5
0.8〜2.4
 
GPT
2554
12〜130
肝細胞障害 壊死
総ビリルビン
2.3
0〜0.9
溶血 肝・胆管疾患(黄疸)

なんと、肝数値が「2554」!!
基準値が「12〜130」なので、約19倍です!

診察中に、今日の家での状態を話したとき、
「ずっとごはんを食べなかったのですが、ちゅ〜る的なものを1本だけ食べました」
と報告したら、

「え?この数値でちゅ〜る食べれたの?」

と驚かれました。
本当は、すっごく頑張って食べていたのかもしれません。

「原因は何なんでしょう?」

と聞きましたが、結局は「よく分からない」ということです。

本当に原因を調べるなら、内臓の組織を調べるしか無く、それは現実的ではないようです。。。
飼い主としても、そこまでしたいとは思いませんよね。

何か猫にとって良くない物を口に入れてしまったか、ウイルス・細菌感染が有力のようですが。

原因は分かりませんが、とにかく治療が必要です。
猫や犬の場合、やはり静脈点滴入院がデフォルトのようで、キクの腎不全の時と同じ処置をします。
点滴に入っている薬だけが違うようですね。

今日から即入院です。

数値が数値なので、入院中に何かある場合も考えられる・・・という先生の言葉に青ざめながら家に帰りました。

 

入院1日目

2020年10日22日

朝一に病院へ面会に!

表情はしっかりしていて、大丈夫そう。
ウメは人見知りしないので、キクのように精神的な部分で入院が1日しか無理、ということは無さそうです。

点滴は、キクの腎不全の時とは違う黄色の輸液。
肝臓の為のビタミンが入っているそうです。

ごはんはやっぱり食べていなくて、心配。。。

夕方もう一度面会+血液検査をする予定です。
頑張れよ〜と後ろ髪を引かれながら帰りました。

 

夕方、また面会。

なんだか朝より元気が無いな?という印象に、かなり不安になりました。

気になる血液検査の結果は。。。

項目名 検査結果 基準値 個別評価
GPT
1692
12〜130
肝細胞障害 壊死
総ビリルビン
2.1
0〜0.9
溶血 肝・胆管疾患(黄疸)

少し下がりました!

先生曰く、1日入院しても下がらない場合もあるので、数値が下がってきているということは、良くなる可能性があるとは思う、とのこと。

どうか良くなって欲しいと祈りながら、今日もウメを預けて病院を去りました。

通っている動物病院は、入院病棟への見回りが夜に何回かあり、異常があれば夜中でも電話が掛かって来ることになっています。
今日も電話は掛かってこなかったので安心していたのですが、まさかのトラブルが発生していました。

 

入院2日目、まさかのトラブル発生!入院のリスクについて

2020年10日23日

今日も朝一で面会に行くと、先生から衝撃の事実を告げられました。

昨日の夜中、ウメが点滴したまま動き回り、点滴チューブが足に絡まってうっ血しているのを、見回りの時に発見したそうです。
いつからチューブが巻き付いていたのかは分からないのですが、かなりうっ血していたようで、足が壊死しないかも様子をみなくてはならなくなりました。

・・・ショック。

よく考えれば、人間より動物の方がそのようなリスクは高いですよね。
入院にはそんなリスクもあると気が付かされました。

チューブの絡まったのが足でなく、首だったら。。。

考えるだに恐ろしいです。

入院はリスクも高いと気が付かされました。

今後体調が悪くなっても、夜預けっぱなしにするのは極力避けたい、と考えてしまいました。

痛み止めに足へ包帯を巻かれ、ウメは明らかに元気がありません。

昼間は先生や看護師さんがいるので、入院はそのまま続行しましたが、今日の夜も同じことが起きるかもしれないので、夕方の血液検査の結果がどうであれ、今日で退院することになりました。

 

夕方の面会。

やっぱり元気が無く、血液検査の検査も心配になりましたが。。。

項目名 検査結果 基準値 個別評価
BUN 尿素窒素
19
16〜36
 
CRE クレアチニン
2.5
0.8〜2.4
 
GPT
829
12〜130
肝細胞障害 壊死
総ビリルビン
0.5
0〜0.9
溶血 肝・胆管疾患(黄疸)

昨日より少し下がっていました!
今日はもう退院なので、もう少し下がって欲しかったのですが。。。
でも、上がっていなくて良かったです。
先生も、この調子なら下がり続けるのでは?と言っていました。

まだ点滴は必要ですが、チューブの件もあり、強制退院。
明日からは、朝預けて夕方引き取るという、日帰り入院スタイルへ変更になります。

 

通院へ変更

家に帰ったらストレスも減るかな?と思ったのですが、静脈点滴用のチューブが腕に刺さったままなので、そこをいじらないようにカラーは必須です。

このカラーがすごく嫌なようで、可哀相だからと取ってあげると、チューブの刺さった部分を保護しているテープをバリバリと剥がし始めました。
きゃー!!
点滴用チューブを勝手に外すと、血が止まらなくなって家庭で対処できない事になるそうで、絶対気を付けなくてはいけないと言われていました。

ウメは家でもカラー必須に決定。
動きずらそうだけど、仕方ありません。

気になるチューブの絡まった足ですが、びっこも引かず動かせているようで、多分大丈夫そう。
しかし、結構腫れています。

分かりにくいですが、左がチューブの絡まった足です。

足が痛いのか、あまり元気がありませんが、家に居ることでこちらの精神的には安心。
明日も点滴です!

 

2020年10日24日

朝一でウメを預けて、点滴通院です。
夕方に引き取り、今日は終了。
血液検査も毎日は負担なので、明日することに。。。

帰ってから、点滴している腕が腫れていることに気が付きました。

 

2020年10日25日

今日も朝から点滴入院。
点滴をしている腕の腫れについて先生に聞いてみました。

点滴のチューブを入れ続けていると、そのことで腫れてきてしまうのは仕方ないことのようで、今日がチューブを入れ続ける限界だと思うので、静脈点滴はこれで終了しましょうということになりました。

今日の夕方血液検査をし、数値がどうであれ静脈点滴を終了で、次回より皮下点滴になります。

そして、夕方の血液検査の結果は。。。

項目名 検査結果 基準値 個別評価
BUN 尿素窒素
21
16〜36
 
CRE クレアチニン
2.8
0.8〜2.4
 
GPT
495
12〜130
肝細胞障害 壊死

昨日の半分にはなっています!
が、基準値よりはまだだいぶ高いです。。。

明日から皮下点滴に通いますが、大丈夫なのか不安。

ちなみに、点滴していた腕(右)は、左の倍ぐらいにパンパン!可哀相。。。

 

回復までの道のり

2020年10日26日 皮下点滴
2020年10日27日 皮下点滴
2020年10日28日 皮下点滴
2020年10日29日 皮下点滴
2020年10日30日 皮下点滴
2020年10日31日 皮下点滴
2020年11日1日 皮下点滴

ひたすら毎日点滴通い。
キクの点滴を自宅でしているので、ウメもできるんだろうけど。。。

痩せている(皮が少なくて針が刺しにくい)うえに、ニョロニョロを逃げ回る「うなぎ猫」なので、病院で先生に点滴してもらいました。

そして、1週間ぶりの血液検査の結果は。。。

項目名 検査結果 基準値 個別評価
BUN 尿素窒素
28
16〜36
 
CRE クレアチニン
2.9
0.8〜2.4
 
GPT
163
12〜130
肝細胞障害 壊死

だんだん基準値に近づいてきました!
あともう少しですかね。。。

皮下点滴もひとまず終了し、1週間後にもう一度血液検査しましょうということになりました。

 

そして新たな病気が。。。

1週間ぶりの血液検査の結果です。

項目名 検査結果 基準値 個別評価
BUN 尿素窒素
31
16〜36
 
CRE クレアチニン
2.8
0.8〜2.4
 
GPT
60
12〜130
異常なし

うん。肝臓はもう大丈夫ですね!!

しかし、ずっと読んでくださっている方はすでにお分かりかと思いますが、

腎不全決定です。。。

前から数値が基準値ギリギリなのは気になっていたので、やはりという感じです。
水もすごく飲むんですよね。ガブガブと。

このぐらいの数値なら、まだ点滴は必要無いとのことで、薬のみキクと同じ「ラプロス」を飲むことが決まりました。
これから1ヶ月ラプロスを飲んで、経過を見守りたいと思います。

はぁぁ、年を取るって大変。
色々と起こりますね。

それにしてもウメおばあちゃん、お疲れ様です。

そして、ウメが一応落ち着いた所で、キクにも異変が。。。

つづく。。。

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