猫の大腸腺癌(直腸腺癌)闘病記 術後9ヵ月再発の疑い その2

しこりと出血と咳

前回、しこりの細胞を採取した結果は「癌細胞無し」でしたが、やはりしこりは日々大きくなってきており、ついに出血し始めました。。。
いつも割と早期発見できているはずなのに、動物に関しては発見後の医療の方が追いついていないという印象。

出血は、やはりウンチに血が付いている事で発見できました。
しかも1週間前には、トイレの終わったキクが布団の上に座った時、お尻と接している部分に血のシミが・・・

1ヶ月前にはしこりだけでしたが、結局、年末の手術前の状態と同じになってしまいました。

しこりによりウンチの出が悪いのか、しょっちゅうトイレに行っていきんで、小さいウンチをしている様子です。
しかも、すごくいきんで出しているので、トイレ後は3分の2ぐらいの確立で吐いてしまいます。
その後、咳き込んでしまうし。

この咳がすごく心配で、今の所原因不明なのです。

抗生物質を1週間飲んでも治らず、ステロイドを飲んでみても、多少マシ?というぐらい。
横隔膜ヘルニアのせいで、肺が圧迫されて咳が出る可能性が高いのかもしれません。
その場合、ヘルニアを手術で治さない限り、咳も治りません。

急にジャンプしたり、変な体勢をすると咳が出る傾向があるので、やっぱりヘルニアのせいか。。。

 

2度目細胞採取

9/9に再度細胞を採取し、今は結果待ちです。
今回はCTはしませんでした。
咳に関しては、しこりの細胞採取と一緒に、猫結膜炎パネルという検査(気管支の粘膜を採取する検査)もしてもらいましたので、それが陰性ならヘルニアが濃厚です。

 

再手術か分子標的薬か

今回、細胞を採取し終わった後に先生に言われたのは

「今回癌細胞が出なかったとしても、しこり(腫瘍)は取った方が良い」

ということでした。

やっぱり先生的にも再発で間違いないという見解で、現在はまだ体力がある状態なので、手術にも耐えられるのでは?とのことでした。
そして、手術方法としては、今回は骨盤を切って腫瘍を取る方向になるだろうとのこと。

肛門から腸を引っ張りだす「プルスルー法」ですが、お腹を開けないからと言って安全と言うことは無く、むしろお腹からのアプローチの方が安全度は高いとのことでした。

腫瘍が肛門に近ければ引っ張り出す距離も短くてすみますが、もっと奥にあったり腫瘍の周りのマージンをより取りたい場合、無理に引っ張ると大きな血管が切れてショック死する可能性もあるらしいのです。
ネットで見た「プルスルー法」の症例ですが、先生曰く「ひどい便秘が続いて腸自体が伸びていて、たくさん引っ張れたのでは?」とのことでした。

なので、今のキクの状態からすると、お腹からの手術がおすすめなのだそうです。

でも、私としては咳も心配。
咳をしているとき、すごくお腹に力が入っているんですよね。
術後しばらく歩けない上に咳も出るのって、耐えられるのか。。。
もちろん、神経質な性格なので、また入院のストレスで飲まず食わずになることも心配ですが。
あと、いつもコメントくださるササガワさんの情報で、術後なかなか不自由な生活が続くことも心配です。

でも。
でもばっかりですが。。。
放っておいても、腫瘍はどんどん大きくなって、他に転移するんですよね。
やっぱり手術するしかないのか。

ちなみに、分子標的薬について聞いたところ、もう何もできることが無くなったら分子標的薬はオススメとのことでした。
分子標的薬で1年以上、だましだまし生きているコもいるそうです。
だましだましというのは、やはり分子標的薬で癌が完全に無くなる訳ではないので、少しでも生活の質を落とさないでいられる期間を延ばす感じのようです。

分子標的薬が体質に合わないコもいるようで、その場合は下痢をしたり肝臓の数値が上がるリスクはあるみたいですね。
なので、もし2度目の手術を考えている場合は、分子標的薬を飲んで体調を崩してしまうのは良くないので、今は飲まない方が良いとも言われました。

とても悩みます。
結果が出たらまたブログに書きます。

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