腎臓のためのサプリ(吸着剤)

2020年8月15日

前回の血液検査でクレアチニンは少し下がっていたのですが、尿素窒素が上がってきていたので、吸着剤(吸着系のサプリメント)を使うのを検討しようと思いました。
そこで、吸着材について調べてみました。

 

 

腎臓病と吸着剤

腎臓病の猫は、リンとたんぱく質の摂取を抑える必要があります。

リン濃度が上がると腎臓病悪化の原因になります。
腎臓の糸球体では血液から老廃物を濾過しているのですが、機能が低下すると濾過率も下がり、尿によりリンの排出が減ってしまい、血中のリン濃度が上がってしまいます。
そのため、食事によりリンの摂取を抑えることが必要です。
腎臓病の療法食でリンが抑えられているのは、このためです。

そして、腎臓病の療法食はたんぱく質も抑えられています。
たんぱく質の代謝過程で生成される尿毒症毒素の原因物質の量を抑えるためです。
たんぱく質の制限については議論の分かれる所もあるようで、明確に腎機能低下を防ぐものではないという意見もあります。
しかし、制限することにより尿毒症を抑えられ、吐き気などの症状を少しでも軽くすることはできるようです。

ちなみに、腎臓病の療法食はリンとたんぱく質が抑えられている代わりに、カロリー源として脂質が多い割合になっています。脂質が多すぎると膵炎になりやすいので、腎臓病療法食にも一長一短があります。

療法食だけで思うような結果が出なかった場合は、吸着材を使うという方法もあります。

現在我が家のキクさんは、4日に1度の輸液、療法食(ロイヤルカナン腎臓サポート)、1日2回の薬(ラプロス)を実行中です。
クレアチニン数値は正常範囲になりましたが、尿素窒素がじわじわ上がってきているので、毒素の吸着・排出についても検討してみました。

 

吸着剤の種類

吸着剤には3種類あります。
●リンを吸着するもの
●窒素性老廃物を吸着するもの
●リンと老廃物の両方を吸着するもの

 

リン吸着剤

カリナール®1

消化管内で食物由来のリンをしっかりキャッチ、腸で吸収されず、そのまま糞便として排泄。

成分:マルトデキストリン、炭酸カルシウム、グルコン酸乳酸カルシウム、キトサン、重炭酸ナトリウム、シリカ

無味無臭のパウダータイプ

 

老廃物吸着剤(善玉菌)

カリナール®2

カリナール®2の成分である善玉菌が増殖する時に窒素物を利用するため、消化管内の窒素物が低減します。

成分:マルトデキストリン、フルクトオリゴ糖、オレンジバイオフラボノイド、ビタミンC、エンテロコッカス・フェシウム、ビタミンB6、ラクトバチルス・アシドフィルス、葉酸、ビタミンB12

無味無臭のパウダータイプ

 

アゾディル

窒素老廃物を栄養源として利用できる選び抜かれた3種の善玉菌を配合。

原材料名:ストレプトコッカス・サーモフィルス(KB19)、ラクトバチルス・アシドフィルス(KB27)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(KB31)、サイリウム種皮、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ジェランガム、二酸化チタン

腸溶性カプセル

 

老廃物吸着剤(活性炭)

コバルジン

コバルジンには直接BUNやCreを低下させる作用はないが、尿毒症症状の改善に伴い全身状態が向上し、その結果としてBUNやCreが低下する事は考えられる。

主成分:球形吸着炭(クレメジン原体:石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭)

 

マイメジン

選択吸着で消化管内の酵素などを残しつつ、尿毒素を選択的に吸着、排泄をサポートします。

有効成分:球形吸着炭

 

ネフガード(粒)

多孔性構造体で、吸着力が強く、分子量100〜90,000位までの物質を吸着します。

薬と併用すると薬の効果がきちんと得られないので時間をあけて与える必要がある。

成分:ヘルスカーボン(植物性活性炭、アルギン酸ナトリウム、塩化カルシウム)、還元麦芽糖、デキストリン、植物油脂、ショ糖エステル

 

リン・窒素性老廃物吸着剤

カリナール®コンボ

リン吸着と消化管内窒素物のケアを同時に行うことができる。

成分:炭酸カルシウム、フルクトオリゴ糖、グルコン酸乳酸カルシウム、マルトデキストリン、キトサン、重炭酸ナトリウム、ビタミンC、オリーブ葉ポリフェノール、ビタミンB6、、シリカ、ペディオコッカス・アシディラクティシ、葉酸、ラクトバチルス・プランタラム、ピロリン酸ナトリウム、酵母発酵培養物、ラクトバチルス・アシドフィルス、ルーピンタンパク、ビタミンB12、ビタミンE

無味無臭のパウダータイプ

 

イパキチン™

「炭酸カルシウム」と「キトサン」が、食物に含まれるリンと老廃物を消化管内で吸着します。

原材料名:ラクトース、炭酸カルシウム、キトサン

無味無臭のパウダータイプ

 

PE キドキュア

炭酸カルシウム:消化管内でリンと結合してリン酸カルシウムとなり、便と一緒に排泄します。
天然ゼオライト:腸管内でリン及び尿素、アンモニア、尿酸などの窒素性老廃物を選択的に吸着除去します。
キトサン:腸管内で尿素、アンモニア、尿酸などの窒素性老廃物を選択的に吸着除去します。

原材料:米胚芽・大豆発酵抽出物・樹木抽出物、キトサン(カニ由来)、ビートオリゴ糖(ラフィノース)、加工デンプン、炭酸カルシウム、天然ゼオライト、環状オリゴ糖(α - シクロデキストリン)

無味無臭のパウダータイプ

 

レンジアレン®

塩化第二鉄がリンを吸着し、低減。

成分:バレイショデンプン、ショ糖、塩化第二鉄、炭酸ナトリウム

無味無臭のパウダータイプ

 

吸着剤への挑戦

色々調べて診た結果、カリナール®コンボ、イパキチン™、PE キドキュアが良さそうな感じだったので、お手頃価格のイパキチン™を試してみることにしました。

むむ・・・にゃんだこれは

実は、ラプロスを飲み始めた時に、ネフガードやマイメジンも購入していました。
そのうちネフガードをゴハンに混ぜたときは、明らかに食べたくなさそうでした。
それでもお腹が空いて仕方なく食べたようでしたが、食べ残す事も多い上に、2日食べただけで便秘になりました。。。

しかも、活性炭の吸着剤を調べてみると、薬の成分も吸着して排出してしまうようだったので、こちらの選択は今後も無いと思います。
(薬を飲んでから2時間ほど間隔を開けるなどすれば、併用も可能のようですが)

イパキチン™は、こんな感じでごはんに混ぜてあげてみました。
(うちのキクさんは、少しの量を1日に3〜4回食べさせています)

お皿にごはんを取り出して、サプリを振りかけた後、フライパンで豆を煎るような感じでお皿をスライドさせて全体にまぶされるようにしています。

1日にスプーン1杯分あげなくてはいけないのですが、結構な量があります。
食事の度に真っ白になるぐらいの量になるかもしれません。

左のごはんは、メインフードのロイヤルカナン腎臓サポートです。

 

猫からの評判

活性炭の吸着剤のマイメジンを試した時は、ごはんに振りかけるととても不満そう。
お腹が空くと仕方なく食べているのですが、その後イパキチンを振りかけたものに取り替えたら、ガツガツと食べていたので、やっぱり味(食感?)は嫌みたいです。

でもキクさんの場合、食べにくさ以前に活性炭は便秘になりやすいような気がします。
そしてマイメジンを服用したときは、飲み始めて1〜2日後に久々に吐き、咳とえずきの中間みたいなものを連続してしていたので、怖くなって与えるのを止めてしまいました。
嘔吐と咳はこれが原因かは分かりません。
薬と併用するには活性炭は難しそうなので、もう試さなくてもいいかとは思いますが。。。

結局今はイパキチンを続けてみることにしました。
1ヵ月ぐらい続けて、また血液検査してみようと思います。

まあ、試してみるか〜(キク)

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