ペットに保険は必要?実体験から学ぶペット保険選びのポイント

2020年7月26日

慢性腎臓病になってから早2ヶ月。
先日、ペット保険会社に5〜6月分の医療費分の保険請求をし、すぐに保険金が支払われました!
医療費の合計は2匹分で164,417円。
診療費の70%が支払われるプランに入っていたので、支払われた金額は112,011円です。
かなり助かりました!!

しかし、今契約している保険会社は更新時に審査があり、前年の請求実績によっては更新ができないのです。
この部分を少し心配しています。

そこで、今のペット保険について調べてみました。
(2020年7月現在)

 

ペットに保険は必要か

結論から言って「必要」だと思います。

我が家の猫、キクさんは5月に「慢性腎臓病(慢性腎不全)」になってしまい、最初の入院+診察では60,000円弱の医療費がかかりました。
手術に比べたら安いかもしれませんが、その後、2〜3日に1回点滴点滴のため通院し、行く度に3,500円ほどを支払っていました。
3,500円を1週間に3回で10,500円支払っていたら、1ヶ月で42,000円ですよね。
うちはこれに飲み薬も追加しているので、1ヶ月分が約10,000円。
合計で約52,000円です。
これはかなり家計の負担です。

しかも、慢性腎臓病は一生付き合っていく病気なので、場合によってはもっと点滴の回数が増えることもあります。

慢性腎臓病になった猫の飼い主の多くは、自宅で自分で点滴をすることで費用や通院の手間の負担を減らせるようになりますが、それでも一生していく必要があります。

病気が進行してきて痩せてしまうと、皮下脂肪が減ってしまい皮下点滴もしにくくなります。
そのような状態になると、素人では点滴も上手くできません。
1度に沢山の量を点滴できないので、少しの量を1日2回、毎日通院という場合もあるようです。
そうなってくると、うちの場合は1日7,000円の医療費がかかります。
30日だと210,000円。。。
(悲しいですが、その状態で余命30日あるのか分かりませんが。)

しかし先生によると、点滴をすることで猫は体がとても楽になるとのことでした。
飼い主としても、少しでも楽な状態を維持してあげたいと思いますよね。

すべての猫が慢性腎臓病になるとは限りませんが、猫にはとても多い病気です。

現在9歳のキクさんは、生後半年ぐらいから保険に入っていましたが、慢性腎臓病になるまで1度も保険金を請求するような病気になったことがありませんでした。

入ったときの年間保険料は12,000円(年額)ほどでしたが、今年の保険料は35,460円(年額)でした。
更新したときには、正直「高い!」と思いました。
しかし、更新してすぐに慢性腎臓病になり、細々長〜く支払う医療費のことを考えると、

解約しなくて良かった!

と心底思っています。

もう1匹の猫ウメさんは、手術を何回かしています。
先進医療という程特殊な手術ではなかったので、1回につき7〜8万円ぐらいでした。
それでも70%保証の保険に入っていたので4〜5万円は保険金を受け取れました。
こちらも心強かったですね。

 

いつペット保険に入るべきか

人間の保険と同じように、ペット保険にも年齢制限があります。
大体8〜9歳になると新規加入できなくなる場合が多いです。

まだ未加入の場合は、ペットが7歳のうちに、保険に入った方が良いです!

もし今ペットが7歳で、今まで病気になっていなかったらラッキーです。
すぐに入るべきだと思います。

何故なら、保険に入る前にかかった病気に関しては、保険の対象外となるからです。

もし、すでに永続的な通院が必要な病気にかかってしまっていたら、保険に入ったとしてもあまり恩恵がないかもしれません。
持病があると、手術も慎重になることが多く、そうなると保険を使う機会もぐっと減ります。

一概には言えませんが、条件の良い保険ほど年齢制限が低く設定されていることが多いです。
決断は早めに越したことはありません。

 

ペット保険を選ぶ際のポイント・注意点

ペット保険にはそれぞれ注意すべき免責事項があります。
色々便利でお得なサービスも付いていますが、まずは免責事項をチェックしましょう!

 

1. 通院に対応しているか

ペット保険には、通院に対応していないプランもかなりあります。
手術・入院のみのプランです。
そういった保険は保険料も安く、お守り代わりに加入する方も多いと思います。

しかし、ペットが高齢になり病気がちになった時に、本当に必要なのは「通院」です。

なぜなら、高齢のペットの場合、手術を受けること自体が難しくなるからです。

手術をすれば治る病気もありますが、手術自体が高齢のペットには大きなリスクを伴う行為です。仮に手術をしたとしても、何回も手術をすることはあまり無い可能性が高いです。

年齢的に、通院付きの一般的な保険に入れるのであれば、間違いなく「通院付き」を選んだ方が良いです。

 

2. 支払い回数が設定されているか

1年のうち何日まで、という支払い回数が決まっている保険もあります。
回数によっては足りなくなることもありますので、できれば回数は決まっていないものの方が良いです。

我が家の猫の場合、慢性腎臓病を発症した5〜6月の間に17回は通院しています。
自宅で点滴できるようになったので、あとは月に1〜2回の通院で済むとは思いますが、その間に病状が急激に変化した場合は、また入院・通院があるかもしれません。
1回1回の料金は安くても、回数が多い病気です。
そう考えると、回数が決まっている場合は少し不安があります。
回数が決まっている場合は、請求する際に金額の大きい物からピックアップするなど、調整する必要がありそうですね。

 

3. 1日の限度額はいくらか

1日の支払い限度額があることがあります。
あまりにも支払限度額が低いと、高額な手術の際に困るかもしれません。

 

4. 継続可能であるか

大抵の保険会社は、年齢制限までに契約したペットは、解約しない限り継続できることが多いです。
しかし、保険会社によっては継続の際に、更新できるかの審査があるものもあります。
より安心を求める場合は、一生涯続けられる保険に入った方が良いかもしれません。

 

5. 免責金額があるか

保険を請求する際に、1回に付き一部分を自己負担をする「免責金額」が設定されていることがあります。
免責金額が高額な場合は、注意が必要です。

手術の場合、免責金額が10,000円だったとしても、下りる保険金額が大きいので保険の恩恵も大きいですが、通院で少額の場合、免責金額の方が大きいこともありえます。
例えば通院が8,000円で免責金額が10,000円の場合、請求すること自体ができません。

 

ペット保険を比較

代表的なペット保険を比較してみました。(2020年7月現在)

どうぶつ健保ふぁみりぃ アクサダイレクトの
ペット保険
フリーペットほけん PS保険 ずっといっしょ
[もっと]
ずっといっしょ
[もっと]
ずっといっしょ
[もっと]
会社名 アニコム損害保険
株式会社
アクサ損害保険
株式会社
株式会社FPC ペットメディカル
サポート株式会社
会社名 楽天少額短期保険
株式会社
楽天少額短期保険
株式会社
楽天少額短期保険
株式会社
補償割合 50%保証
70%保証
50%保証
70%保証
50%保証
70%保証
50%保証
70%保証
補償割合 70%保証 50%保証 手術入院プラン
通院(1日の限度額) 10,000円

年間最大補償額まで
無制限※

12,500円 10,000円 通院(1日の限度額) 15,000円 12,000円 -
入院(1日の限度額) 10,000円 年間最大補償額まで
無制限※
1入院につき
125,000円
20,000円 入院(1日の限度額) 15,000円 12,000円 25,000円
手術(1回の限度額) 10万円 年間最大補償額まで
無制限※
10万円 10万円 手術(1回の限度額) 15万円 12万円 50万円
回数制限 通院:年間20日まで
入院:年間20日まで
手術:年間最大2回
なし 通院:年間30日まで
入院:年間3入院まで
手術:年間1手術まで
通院:年間20日まで
入院:年間30日まで
手術:年間最大2回
回数制限 通院:年間22日まで
入院:年間25日まで
手術:年間最大3回
通院:年間22日まで
入院:年間25日まで
手術:年間最大3回
入院:年間25日まで
手術:年間最大3回
免責金額 なし なし なし なし 免責金額 なし なし なし
契約継続 解約しない限り
終身可能
契約更新時に審査あり 解約しない限り
終身可能
解約しない限り
終身可能
契約継続 契約更新時に審査あり 契約更新時に審査あり 契約更新時に審査あり
新規加入年齢制限 7歳11ヶ月まで 7歳11ヶ月まで 8歳11ヶ月まで 8歳11ヶ月まで 新規加入年齢制限 10歳11ヵ月まで 10歳11ヵ月まで 10歳11ヵ月まで
参考
10歳時の保険料(年額)
50%保証:38,490円
70%保証:52,600円
※我が家の猫9歳は現在
35,460円です。
50%保証:26,040円
70%保証:31,720円
50%保証:25,500円
70%保証:31,950円
参考
10歳時の保険料(年額)
58,000円 43,720円 29,390円

※70%保証の場合、手術・入院・通院の合計最大補償額は70万円まで。50%保証の場合は50万円まで。

 

我が家のペット保険の感想(アクサダイレクト)

我が家で契約しているのは、アクサダイレクトのペット保険です。
キクさんの契約した9年前、ペット保険はあまり種類がありませんでした。
アニコムと比較した結果、価格の抑えられたアクサダイレクトを契約し、そのまま現在に至ります。

その後ウメさんも同じ保険に入りました。
ウメさんの方が病気がちで、手術も何回かしたので、本当に助かりました。

保険金の請求をして、支払いを断られたり、時間が掛かったことは一切ありません。
むしろ保険金の支払いはスムーズで、申請後1週間ぐらいで振り込まれることがほとんどでした。

アクサダイレクトのペット保険で保険金の申請をする際は、病院からの診断書と、診療明細書が必要です。
何回も通院している場合は、通院ごとに診断書を書いて貰う必要は無く、診断書1枚に「●月●日〜●月●日までの分」という感じでまとめて書いて貰い、申請することができます。
※同一病名の場合

保証内容には満足しているのですが、唯一心配なのが、更新時に審査があるということ。

ウメさんは加入後かなり早い段階から、支払った金額以上に保険金を貰っている状態ですが、今年も無事更新できてホッとしています。
キクさんは、これから一生涯通院が必要な病気になったので、更新できるかが心配です。
この点だけが気に掛かるところです。

もし、更新のことで何か起きた場合は、こちらのブログでご報告いたします。

大切なペットの保険。
よく比較してご契約を!

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